心身バランスえ、
らぐりの体験

-KoSo- Column【香想】コラム

戦国時代、千利休も使っていた?脳のクールダウン法

ビジネスシーンでかかえる、いろいろなストレス。 会議でめちゃくちゃ腹が立って、頭から煙が出そうなとき。 ものわかりの悪い上司と言い争いになったとき。 自分の意見が通らなくて、思わずいらだってしまったとき。

あなたはどうやって心を落ち着かせていますか?

理性で抑える?
壁をなぐる?
もしくは、プールに飛び込む?

あなたにおすすめしたい、香りを使った心と脳のリフレッシュ法は
天然精油の小瓶を手元に用意すること。

たった、これだけです。

香りは脳へ、【0.2秒】で届くといわれています。

たとえば、道で転んで「あ、痛い!」と感じるのが0.9秒。
痛みより早く、香りは脳の感情をつかさどる原始分野へと届きます。

【 この原理をもちいて、香りで脳(頭)の意識を切り替える 】

理性で感情をコントロールするよりストレスが少なく、 かつ、心地よくできる脳と心のリフレッシュ方法です。

この作用を茶道に活かしたのが、千利休だといわれています。

千利休は、庭先に植えたクロモジ(黒文字)という木の枝を小刀で削って楊枝にし 和菓子へそえて秀吉に出した、と文献に残されているそう。

ここで注目すべきが、千利休がつかった「クロモジ」という木。

その香りの成分リナロールは鎮静効果にすぐれています。
おそらく、削りたてのクロモジの楊枝は薫り高く、せっかちな秀吉の心を鎮めるのに一役も二役もかったこと でしょう。
現代に生きるあなたも、香りを有効活用して脳をクールダウンさせることができます。

上司に「頭を冷やしてこい!」と言われて、プールに飛び込む前に。
缶コーヒーをがぶ飲みして、お腹がキーンと冷える前に。

身近な香りのアイテムでできる、脳のクールダウン法。

  • 1)天然精油(エッセンシャルオイル)を1瓶、アロマ専門店で購入しましょう。
  • 2)そして、ティッシュやハンカチへ1滴落とし、鼻先へ。

※瓶を直接、鼻先にもっていくと香りが強すぎることが多いのでやめましょう)
※たくさん垂らしても揮発時間(香りの消えていく時間)は同じ。ほんの少しにしましょう。

香りをかぐことで呼吸が深まり、脳へあたらしい酸素が届きます。
集中力をとり戻すきっかけにも。

情報過多・ストレス社会の現代に生きるあなたに、ぜひおすすめします。

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